福山市大門町の通所介護・放課後等デイサービス・居宅介護支援|介護の扉

福山市大門町の通所介護・放課後等デイサービス・居宅介護支援|介護の扉

介護の扉 ブログ
HOME > 介護の扉 ブログ > 介護の扉 ブログ

認知症高齢者の支援にて

担当している独居で認知症のある利用者の方が、コンビニで支払いを行わず商品を持ち去ったとの事で被害届が提出され、担当介護支援専門員として事情聴取を依頼されたため警察に行ってきました。


警察では本人とは別々の取調室で聴取を受けることとなり、担当となった経緯や日ごろの状況などの質問に回答・防犯カメラの映像写真で本人を確認することなど、2時間以上の時間を要し供述調書を作成し署名捺印を求められました。本人は覚えておらず、長い時間の聴取にご立腹の様子でした。

防犯カメラの様子では、本人はレジに立ち寄り支払をしようとしたがレジに人がおらず、そのまま店外へ行った様子が映されていました。もしあの場面で認知症を理解し少し声を掛けれていたら…と思う反面、一人のお客のために店の人が付添い対応する事は人員的にも厳しい時もあるだろうと理解できる。またその方は不衛生で、混乱している時はきちんと衣類も身に着けれていないこともあるなど、店や地域で困った事もあったのだろう。しかし被害届を出すことが解決策になったのか・・・。

今回のケースで関わった関係者の声では、警察官や生活保護のケースワーカーは、「施設に入ったら良いのでは?」「被害届がでたら…どうしようもない」と言われていた。本人の精神状態や希望を無視し、リスクは排除する事が正しいことなのか?
被害届が出た際の、要介護認定者などに対する配慮ができないのだろうか?また被害届が出るまでに何か配慮できないのか?。通常の取り調べを行う事は、本人にとっても苦痛であり、介護支援専門員や地域包括支援センターにとっても時間や労力が報われない。

また介護保険では更新申請を行い8月より要介護1より要支援2の認定となり、介護の手間は少ないと判断されている。認定調査や認定審査会もいまだに認知症の介護の手間が適切に判断されていないケースも多い。
今後認知症高齢者は増え続けるが、リスクがあるなら施設という考えでは施設は何個あってもたらないだろう。
地域社会ではそれぞれの立場により見え方が変わるのは仕方ないが、ケースワーカや警察など公的機関の人間が介護・認知症についてきちんと理解し適切なチームを形成し支援ができるようにならなければいけないと感じる。しかし歩み寄りは必要だが、誰かが犠牲になるのではなくそれぞれの立場や権利が守られなければ、継続的支援は困難である。歩み寄る労力やプロセスを適正に評価し、関係者がWin-Winの関係を作ることはできないだろうか?

介護の扉 ブログ